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昨日の続き―マーケティング2.0

2006年08月26日(土)

 まーその、前回のエントリでとある本をクソミソにけなした所、反省のTBなどもらってしまいいささか申し訳なく、改めてパラパラと読み返した所さほど悪い本でもないと感じたりもしたので、言い訳エントリなど立ててみる。

 まえがきにもあるのだけど、当本は基本的にネットマーケ本であり、ネットとマーケ両方に興味があって、かつ具体的に実践を考えている人…企業宣伝部や、マーケティング担当の方々になら、それなりに示唆(価値)をもたらす本ではと思う。
 …が、ネットマーケ界隈の記事をバラバラと集めてある本なので、体系的に何かを学び取れるわけではなく、読者にとって断片的示唆はあるかもしれないが理解した気分になれる本でない。また、ネットとマーケには興味あるけど、実践段階にはいない私にとっては、得るものは特になかった。(読後に、新しい知識や見地、概念や理解が増えたって感じはあまりない。)
 ということで。要は業界本なので、マーケやネットに興味あるだけの学生やニートにはお勧めできない本だねと。つまり業界の方で興味持った人だけが読めば良いです。そしてその人達が、良い本か悪い本か評価すればいい。誰かの煽りに乗って、業界人でもないのに読んだ私がアホだったという所ですな。あっはっは。

*****

 ターゲットじゃない人に価値を提供できないのは当然だわ。問題は、ターゲットじゃない人にまで売り込んでしまう(売れてしまう)広告戦略にあると。売れても評価下がるんじゃ広告戦略としては適切でないよな。

*****

 でさ、この本に限らないのだが、読んでて思うのは、脚注の付け方がおかしい人が相変わらずいるんだな。
 脚注とはそもそも文章や語句を欄外で説明する事だけど、文章や語句の脚注としてurlが貼ってあるだけとかがよくあるのだ。(…手打ちでアクセスする人がいると思っているのか?)
 もしくは、出典の文献名を挙げただけとか。(マーケの教科書に名前が載るような本ね。出典書けば、書き手の使っている用語の意味が読者に分かるとでも思っているのかな?)

 要は、脚注を文章の権威付けの一手法としか考えてない書き手が相変わらずいるってことなんだけど、読者に理解してほしいならきちんと言葉で説明すべきであって、こういう作法は書き手さん自己アピール頑張ってますねーという感じでカッコイイとは言えませんなあ。

***

 つーかさ、そもそもweb2.0という用語こそが茫洋とした単なる流行言葉な代物であるので、そういう見地から見れば、マーケティング2.0が茫洋とした代物なのも当然だよな、とも思うのでありました。

*****

 経営者が何かを実施する場合には、論理的アプローチって実はそんなに必要ないんだよね。それよりはセンスや行動力の方が大事だし。論理的アプローチが必要なのは、他人を説得しなければならない立場にいる人。コンサル屋とか、マーケ屋とか。仮に学生やニート諸君が起業しようと思ったとしても、こんな本読んでも役に立たないので読まなくていいよと思います。

*****

 ところで、やたらと「炎上」という単語が使われている記事がひとつあるんだが、これなんてブログって感じ
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本『マーケティング2.0』(渡辺聡監修 翔泳社)

2006年08月25日(金)

 どこかで誰かが褒めていたので読んでみた。

内容を一言で表現すると;
「AIDMAからAISASへ」
詳しく説明すると;
 マーケはネットで双方向参加型になりますんでカオス要素増えますが、対話型マーケでいけばモウマンタイ、という主張が延々続く。方法論などはひたすら抽象的で茫洋。つまり内容なし。あとは企業の提灯記事と、マーケ屋の自己PRと、鯖屋の広告。

感想を一言で表現すると;
「金と時間返せ」
 こんなもん読まなくていいわ。ばからしい。ネット界隈の事情をある程度知っている暇なニート諸君なら常識的に理解してそうな内容。憶えておくべきはAISASという用語だけ。ちなみにAISASとは、消費者の購買行動が、attention(注意)→interest(興味)→search(検索)→action(購買)→share(共有)の順番に流れるという主張。

 もうこのおっさん(いや歳知りませんし下手すると同年代)の書評は信じないことにすっべ。ていうかさ、おっさんの言う記事がどれかわかんねえが、全体的にくだらない本を他人に買わせるには、「この中のどこかが凄いが、それをいうと角が立つので言えない」っていう売り文句は、(言い訳としては)うまいけど(広告としては)あざとくて、裏切られたユーザの信用無くしますから。(゚Д゚)≡゚д゚)、カァー ペッ!!。と思った。
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『斉藤家の核弾頭』(篠田節子 朝日新聞社)

2006年02月27日(月)

 すげーお馬鹿で悲愴なコメディ。小夜子たんカワイソス。名作でした。

 いつもながらだけど、篠田節子は社会描写やストーリー展開が極端で大ざっぱなので、この辺好き嫌い別れそう。不自然な所に噛みついちゃう人にはお勧めできない。
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『弥勒』(篠田節子 講談社)

2006年02月26日(日)

 まるで土石流のような小説。

 平穏な中山間地が一瞬にしてどわーっと押し流されるのだけど、僕たちはどこにもいけないし誰の助けも受けられないし、土石流の上で生活せざるを得ない。そして土石流の上が日常になるのだけど、二次災害は起きるし追加の土石流が時折流れてくるしで本当にやってられない。

 だけれど、土石流のおかげで生きる事に全力尽くすようになって、個人的にはよかった部分もあったよね、トータルとしてはもちろん嫌だけどさ、みたいな感じのお話でした。壮大なスペクタクルのエンターテイメント。

 よくもこんなスケール大きい小説書けるよなーとしみじみ思う。本職さんはやっぱ凄いね。私が書くとしたら、じめじめと内向したものしか書けないだろうに。



 そういえば、すっかり書いた気になっていたのだけど、昨年読んだ小説でのマイベストは津原泰水「蘆屋家の崩壊」でした。とおってもミステリにSFでお約束も押さえているし純文学風な所もあるエンタメ。煮詰まってる人には最高にお勧めです。文庫もあるのでそっちがよいかも。

 んで、診断士学習者には、ひととおり学習した後にエリヤフ・ゴールドラットのザ・ゴールシリーズ四冊を読むと、激しく面白く理解できて良いです。クリティカルチェーンなんてプロジェクトマネジメントにマジ使えそうな。現場の人にはTOCなんてつかわねーよと否定されたけどね。
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2005年05月24日(火)

 最近読んだ本の中から、面白かったものを。
 
★後宮小説(酒見賢一 新潮文庫)
 その折り目正しい文体からは想像もつかないほど、軽い。とても軽く、妾になったり、そして軽く、反乱起こしたり、また軽く、オーガズムに達したり、やっぱり軽く、皇帝殺して新帝名乗ったりする真面目なエンターテイメント小説。かっちりした文体なのに堅苦しくなくだけど崩れずにまるで空気のように文章が流れてすごくいい。こんな小説こそ直木賞いや芥川賞だと思った。

★玩具修理者(小林泰三 角川ホラー文庫)
 ヨグ=ソトースが子供のおもちゃを誠意を持って修理する話。名状しがたきおもちゃになったりはせず、基本的にちゃんと直る。同時収録の酔歩する男もイーガン的ハードSFで凄い。

★ザ・ゴール(エリアフ・ゴールドラット著 三本木亮訳 ダイヤモンド社)
 アメリカでベストセラー!というハリウッドちっくな宣伝文句から、ラヴとアクションとサスペンスとバイオレンスの妖しく渦巻くハードボイルド・ワンダーランドを想像していたのだけど、どれだけページを繰っても出てくるのは僕の工場(閉鎖寸前)、僕の工場(底の見えない赤字経営)、僕の工場(仕掛品や在庫が山積み)、僕の工場(納期遅れ四ヶ月)と工場の話ばかりで、やみくろもピンクのスーツも出てこないし、いつも頭の中は工場の事ばかり。わたしの相手はちっともしてくれないのねと奥さんは出て行くわ、息子はボーイスカウトだわで、てんやわんやの大騒ぎも、頑張って工場が上手く行って、結局は工場が大事なのねというhappy endingで終わるお話。凄く面白かった。工場マネジメントに興味のある人なら是非。煽り文に負けてトヨタ方式と比較したら負け。

☆豊饒の海(一~四卷 三島由紀夫 新潮文庫)
 まだ読み中だけど、主人公が皆とっても青春で鋭く、激しく、馬鹿で、盲目。過去を思い出してとても痛い。風景描写が冗長に過ぎるのを除けば良い。

●恩田陸
 好きだしここ三ヶ月で6冊くらい読んだけど、取り上げるほど面白いのはなかった。
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[本]アイデアのヒント(ジャック・フォスター著 青島淑子訳 阪急コミュニケーションズ)

2005年02月27日(日)

 読了。感想を一口で言うと、知的生産のための自己啓発本。
「アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない」という点から出発して、じゃあその既存の要素の新しい組み合わせを見つけ出すにはどうしたらいいの?という問いに対する「心構え」を、豊富なエピソードや引用を交えて書いてある。「答えは一つじゃない」「問題へのアプローチも一つじゃない」「つまり答えは無数にある」「知りたがりになろう」「自信を持とう。パフォーマンスの最大値は自信の大きさで決まる」「とにかく数多く出そう」「笑われるのを怖れるな」「あくせく働け。どっかり座ってのんびりしたらなにもせずに一日終わる」「思いついたら実践しろ、根性で仕上げろ」といったことの必要性と効能が個別具体的に書かれていて、字も大きいしさっくり読み終えた。でも読み終えても自分が何かを産み出せるような気がしないのはいつものことだけど、とにかく自信を持って日々努力を継続していきましょうって気になれたのは良かった。おしまい。

 ああそういえば、私は「アフィリエイトはもう貼らない」宣言をどこかでしたんだけど、読了本に関してはやっぱ貼ります。だって、基本的には自分の読んだ本しか貼らないし、それに「あーこれだけの人がクリックしてくれたんだ、しかも一冊売れてるし!わー」とか見るの面白いし。ということですんません一貫性なくて。
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[本]『スカイ・クロラ』(森博嗣 中央公論新社)

2005年02月26日(土)

 読了。醒めた子供の心を持つ特殊な人々が戦闘機に乗って戦争という仕事をする話なんだけど、主人公たちは何か秘めてますよいろいろ謎がありますよのサインだけは出しつつも解説はほとんどない、読まずに感じろ小説。嫌いじゃないしそこそこ面白くもあるし、随所に散りばめられた森先生の気の利いた比喩も健在だ。
例えば、初対面の女の子と二人きりで部屋に残されて、

辺りにすっかり充填した重苦しい沈黙で身動きが取れなくなった。こういうときって、空気が沢山の風船になったみたいに、ぎしぎしと音を立てそうだ。

とかね。うまい。

 でも、読んでてイラつく部分も確かにあるというか、いわゆる「醒めた感覚」を私が嘘っぽいと思うからだけど。それって単なるかっこつけだろうとしか思えないし。「麻痺した感覚」ならよくわかるんだけどね。それは私にはなじみ深い。麻痺は陰惨な現実からの精神防御。醒めた感覚は…さあ。よくわからない。
 そうそうドッグファイト部分はやっぱり面白かった。わくわくした。
 

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