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 最近読んだ本の中から、面白かったものを。
 
★後宮小説(酒見賢一 新潮文庫)
 その折り目正しい文体からは想像もつかないほど、軽い。とても軽く、妾になったり、そして軽く、反乱起こしたり、また軽く、オーガズムに達したり、やっぱり軽く、皇帝殺して新帝名乗ったりする真面目なエンターテイメント小説。かっちりした文体なのに堅苦しくなくだけど崩れずにまるで空気のように文章が流れてすごくいい。こんな小説こそ直木賞いや芥川賞だと思った。

★玩具修理者(小林泰三 角川ホラー文庫)
 ヨグ=ソトースが子供のおもちゃを誠意を持って修理する話。名状しがたきおもちゃになったりはせず、基本的にちゃんと直る。同時収録の酔歩する男もイーガン的ハードSFで凄い。

★ザ・ゴール(エリアフ・ゴールドラット著 三本木亮訳 ダイヤモンド社)
 アメリカでベストセラー!というハリウッドちっくな宣伝文句から、ラヴとアクションとサスペンスとバイオレンスの妖しく渦巻くハードボイルド・ワンダーランドを想像していたのだけど、どれだけページを繰っても出てくるのは僕の工場(閉鎖寸前)、僕の工場(底の見えない赤字経営)、僕の工場(仕掛品や在庫が山積み)、僕の工場(納期遅れ四ヶ月)と工場の話ばかりで、やみくろもピンクのスーツも出てこないし、いつも頭の中は工場の事ばかり。わたしの相手はちっともしてくれないのねと奥さんは出て行くわ、息子はボーイスカウトだわで、てんやわんやの大騒ぎも、頑張って工場が上手く行って、結局は工場が大事なのねというhappy endingで終わるお話。凄く面白かった。工場マネジメントに興味のある人なら是非。煽り文に負けてトヨタ方式と比較したら負け。

☆豊饒の海(一~四卷 三島由紀夫 新潮文庫)
 まだ読み中だけど、主人公が皆とっても青春で鋭く、激しく、馬鹿で、盲目。過去を思い出してとても痛い。風景描写が冗長に過ぎるのを除けば良い。

●恩田陸
 好きだしここ三ヶ月で6冊くらい読んだけど、取り上げるほど面白いのはなかった。
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コメント(-件)(1件)

うんこ:

>好きだしここ三ヶ月で6冊くらい読んだけど、取り上げるほど面白いのはなかった。

プロ度が高まってくるとむしろこっちにシフトチェンジする罠

  • 2005年05月25日(水)07:37:29
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