文芸漫談

スポンサーサイト

  • --年--月--日(--)
  • カテゴリ:スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

<< 1つ古い記事「最近見た映画(劇場)」 | 1つ新しい記事「【ネット】雑感」 >>

文芸漫談

11/25、北沢タウンホールにて、奥泉光氏が語りいとうせいこう氏が突っ込む「文芸漫談」に行ってきた。
今回のお題はエドガー・アラン・ポー「モルグ街の殺人」。ミステリの原型と言われる作品だけあって、ミステリという小説ジャンルについての話がいろいろありました。まぁ前半は奥泉さんのうんこ話だったけどな。


モルグ街の殺人にはミステリの基本的用具立て(探偵を引き立てる語り手、新聞or依頼人などで事件を知る、警察幹部とお友達で顔が利く、etc)が既に揃っているとか。
謎が理性によって解決されるものがミステリであり、されないものがゴシックだって。わかりやすい分類で感動した。

「火サスなら後半のヤマ場で、岸壁に追いつめられた犯人が、探偵相手に自分語りをして動機を明らかにし、人間性を回復するのだけど、モルグ街は…オランウータンが岸壁に立ってウキキーって逃げるだけですし」はウケた。
「モルグ街の殺人は事件ではなく『事故』なんです」……。やるせないね。

ちなみにモルグ街の殺人は今まで多くの翻訳が出ているのだけど、文芸漫談では光文社・古典新訳文庫の「モルグ街の殺人」を基礎テキストにしているそう。昔の訳は読みにくいし、どうせ読むなら新しい訳がいいですね。私は青空文庫で読んだけど、読みやすかった。

奥泉さんの最近のお気に入りはグレッグ・イーガンだと仰っていたけど、元イーガンファンとしては、、イーガンはサイエンスに寄りすぎで、万人にはお勧めできない。
誰かに勧めるとしたら、最初の短編集『祈りの海』所収の「貸金庫」「ぼくになることを」の二編。特に「ぼくになることを」は、イーガンの小説の基礎と言ってもいい短編なので、これ読んで「合わない」って思った人は読むべきじゃない。最近のイーガンは読むのしんどい。
スポンサーサイト

<< 1つ古い記事「最近見た映画(劇場)」 | 1つ新しい記事「【ネット】雑感」 >>

コメント(-件)(0件)

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。