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[本]『AΩ(アルファ・オメガ)』(小林泰三 角川ホラー文庫)

2005年02月25日(金)

 読了。前半は寄生獣をミギー視点で書いたようなお話で、高度な知性を持つミギーがどういうわけか地球に来て人間世界価値観に適応していく過程が面白い。まあ適応してくれなきゃ物語にならないんだけど。
 中盤以降はその感覚を保持しつつのリアルウルトラマンシリーズという感じで微妙にラヴありバトルありぐちゃぐちゃのどろどろ(血潮系)あり。読者に何かを訴えたり啓発しようとしたり難解な講釈をしたり本ではないので、すらすらと読み終えられて楽しい。
 しかし、全編を通してスプラッター表現が多くて身体が裂けて臓物が飛び出し血と汚物と脂肪にまみれ腰から下は千切れてなくなり尾骨が飛び出したりするので、スプラッタ耐性がないままでまともにブレスを喰らうと低ヒットポイント警告が出るかもしれない。中盤終わりまではストーリーに合理性が感じられぐいぐいひっぱられたが、後半はエンディングへ向けての展開がどうにもご都合主義的に感じられて少し残念だった。

・総括―旅立ちと帰還のスプラッタコメディ。ソウルストーンを壊したら任務終了でエピローグ。巻末小谷真理の解説が理解不能だった。
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[本]伊勢崎賢治「武装解除―紛争屋が見た世界」(講談社現代新書)

2005年02月05日(土)

 読了。本書は、東チモール、シエラレオネでPKOミッションに参加し(UNTAET,UNAMSIL)、アフガニスタンで日本主導の武装解除を指揮した著者が、紛争処理の現在を教えてくれる貴重な本。

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[本]グレッグ・イーガン『万物理論』(創元SF文庫)

2005年01月14日(金)

 最後の不当な国境線の消去とともに自由の地図が
   完成されるというのは真実ではない
 われわれにはまだ雷のアトラクタをチャート化し
   干魃の非周期性を図示することが
 一千の人間の言語並みに豊かな
   森林やサヴァンナの分子レベルの方言を解明することが
 そして神話を越えた太古からわれわれの情熱の最深部にある歴史を認識することが
   残されているのだから

 ゆえにわたしは数字の独占権を所有している企業はないと
 0と1を囲い込める特許はないと
 アデニンやグアニンの主権を持つ国家はないと
 量子波を支配する帝国はないと宣言する
 
 そして真実というものは売買することも
 力ずくで押しつけることも、抵抗することも
 逃れることもできないのだという
 理解を祝う集会には誰でも参加できる余地が
   残されているべきだ。
   
――ムテバ・カザディ『テクノ解放主義』(2019年)より

 読了。『宇宙は説明されることで存在する』をテーマにハードSF長編を書きつづけたイーガンの(1995年時点での)集大成的?長編。イーガンは元から政治や社会に対する発言の多い作家ではあったが、これだけ政治や社会に対する言及の多い作品は、今まで読んできた中ではなかった気がする。(私は邦訳されているイーガン作品は全部読んでる…と思う)

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ジュンク堂でざっと読み

2005年01月11日(火)

 今日の分の勉強を終えた後、本を探しにジュンク堂へ。歩道をてくてく歩いていると、前を歩いていた若い女性が突然立ち止まったのでぶつかりそうになりあわてて避けてコケかける。目の前には若い男。二人は友達か恋人らしく、見つめ合い親しげに談笑を始める。もちろん私の存在は完全無視。軽くムカついた所でジュンク堂到着。

(性格の悪い書き方をしていたので修正 1/14 10:40)

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[本]京極夏彦『どすこい(仮』(集英社)

2005年01月02日(日)

 読了地響きがする――と思って戴きたい、の一文から始まる京極夏彦の名作パロディおすもうさん忠臣蔵連作集。『四十七人の力士』『パラサイト・デブ』『すべてがデブになる』『土俵(リング)・でぶせん』『脂鬼(しき)』『理油(意味不明)』『ウロボロスの基礎代謝』など、近年売れた小説をデブナイズしたタイトル群だけで笑え、かつ本文は元ネタとはあまり関係ないので元ネタ未読でも充分楽しめるナイスな作りになっている。

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